2019/01/11

オランダ生まれのメソッド「インスパイアリング・ホメオパシー」

 

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オランダの有名なホメオパスTinus SmitsはInspiring Homoepathyと言う新しいホメオパシーのメソッドを提唱したのは、私がホメオパシーの学生だった2002年のこと。

クラシカルホメパシー(一応、これが私の立場)がクライアントさんの症状をトータルに見る(過去から現在まで)のに対して、彼は、ただいま現在のクライアントさんのプロセスに注目する手法を取っています。

Inspiring と言う言葉は、ギリシャ語のSpiraから来ていてらせん状に自分の中心のエッセンスに上昇すると言う意味になります。

さらにそこからInspireは霊感を与えると言う意味になります。

この手法をホメオパシー療法に用いると、患者さんが自らあるきまった経験と振る舞いの反復が自己の中にあることに気づき、それを乗り越えていくことを手助けするのだそうです。

また、このInspireと言う言葉は呼吸すると言う意味も持っています。

私達の最初の呼吸は身体的、物理的な状況を受け入れることと人生経験を通して学んでいくための準備と言う意味があるのだそうです。

霊感を与えられるということは世界との最終的なコネクション(結合)を意味します。

彼は、このInpsireing Homoeopathyは霊的成長の道具であり、健康と言うものが面白みのないものではなくよりダイナミックに展開すると考えています。

セラピーの目的はあらゆるレベルにおける成長と気づきの過程に従事することです。

彼はクライアントさん達は混沌とした時期を放棄しなければならず、癒しと気づきのために一つの層(レイヤー)にとどまることの安定さを手放して次の層へと移動しなければならないと警告しています。

この変容はそれぞれの層に合ったあるホメオパシーのレメディーを取ることで容易になります。

彼は、現代においては、神(God)は外に存在する力ではなく、それぞれの人間の内側に存在するエッセンスだと言っています。

今を生きる私達にとって、私自身の中心に結合することはとても重要で、そのためには我々の宇宙の趨勢から相続された基本的な問題を解決しなければなりません。

彼は、先ず層には3種類あると言っています。

一つは、Universal(宇宙)
これは人間の一部分であり、再び自分の中心と結合するために通らなければならない過程の一部でもあります。

次はIndividual(個人)
各人の過程の一部で、自分が本当は何ものなのかと言う意識的な進化の広がりを得る前の段階。

最後はAccidental(事故)
各人の人生におけるある妨げ(予防注射、麻酔、薬、毒、など)を意味し、この層を治療するには、Isopathy(アイソパシー)が有効です。

そして最初のUniversalには7つの層があります。

1.弱いエゴ(自我)
2.自己愛の欠如
3.具現化の欠如(現実の世の中での課題を受け入れる事への拒否)
4.自己のアイデンティティーの意識の欠如
5.過去のトラウマ、犠牲者としての自分
6.矛盾した感情
7.二重性、自分が分離される感覚

それぞれの層に合ったレメディーがあります。

第1層から7層まで一挙ご紹介します

 

第一層「自己の欠如」

 

 

第1層のテーマは、「自己の欠如」です。

自我が弱いと言うことを具体的に言うと、自分自身に対する自信の欠如、

失敗を恐れること、先を見越してしまうこと、癌になるのではないかと言う恐怖の増大、父親への緊張感などがあります。

患者さんがこの層に属する場合、過去の精神的感情的問題に注意を払う必要があります。

それは特に、両親との関係、兄弟との関係、教育問題―学校でのふるまい、友達との関係、家庭でのふるまい、母親の妊娠中の状態、出産の状態、授乳中の状態、離乳食の状態、予防注射のリアクションなどが含まれます。

この第1層に合うレメディーは、Carcinosinum(癌レメディー)、Cuprum metallicum(銅)、Carcinosinum cum Cuprum(癌レメディーと銅レメディーのコンビネーション)の3つです。

Carcinosinum-内なる力との結合

自信の欠如、弱い自己防衛力、自尊心の低さが特徴です。こういったことがその人をあらゆることに繊細に反応するようにしてしまい、自信をいつのまにか害するようになっています。

Cuprum metallicum -すべてがコントロールされている

Carcinosinumに似ていますが、より自己の意思や力を統治しようとする人です。

Carcinosinum cum Cuprum

癌レメディー患者が銅の特徴ももっている時、この混合レメディーが合います。

 

 

第二層「自己愛の欠如」

 

 

第2層のテーマは「自己愛の欠如」です。

この層に属するレメディーは、Saccharum officinaleだけです。

これは、Sugar cane、つまりサトウキビです。

当然受けるべき母親からの愛情を受けられない恐怖から、
母親に見捨てられると思い込むことが
この「自己愛の欠如」の中心になると考えられています。

従って、愛情や注意を求めることに絶望的になります。

チョコレートのレメディーもこれに似たところがありますが、甘いものは、愛情をあらわしているものが多いのです。

原因:感情的拒絶、見捨てられること、母乳で育てられなかった、ご褒美として甘い物をもらったとき

精神:嫉妬、注意を惹くためのおしゃべり、朝食前のイライラ、落ち着かない、集中力がない、攻撃的、自分に不平、不満がある、抱きしめて欲しい

身体:爪噛み、指しゃぶり、食べずにはいられない、虚弱、乾燥

自己愛の欠如を生む背景には母子の関係が大きく影響しているようです。

レメディーを使って埋められなかった愛情をもう一度育むことが可能になります。

 

第三層「具現化の欠如」

 

 

第3層のテーマは「具現化の欠如」(現実の世の中での課題を受け入れる事への拒否)です。

この層に属するレメディーは、Lac maternum または、Mother Earthです。
この二つは両方とも母乳のことです。

どう違うかと言うと、Lac maternumは、一人の女性の母乳から作られているのに対して、Mother Earthと呼ばれる母乳レメディーは、出産後3日から10ヶ月までの9人の女性の母乳をミックスしたものを言います。

どちらもその特徴としては、具現化の欠如、自然界を受け入れることへの不安、星としての世界へのホームシック、現世での人生の課題の難しさへの不安などがあります。

それらが、本当の自己の深い喪失の原因となります。

原因:この世での具現化への心配、不安、母乳を与えられなかった、もしくは足りなかった。

精神:白昼夢、思考がごちゃごちゃ、喜びの欠如、自己喪失、読書欲(現実からの逃避)、周囲への配慮の欠如、外出欲(「家」は身体のシンボルでそこにいることが心地悪い)

身体:皮膚炎(皮膚に黄色いかさぶたのようなものができる)、寒気、寝てもすっきりしない、めまい

第2、第3と母乳との関わりの深さを考えると、やはり母親との関係性が鍵を握っているようです。

 

第四「自己のアイデンティティーの意識の欠如」

 

 

第4の層のテーマは、「自己のアイデンティティーの意識の欠如」で、その奥にあるものは「保護の欠如」と考えられています。

この層を象徴するレメディーは、Vernix caseosaです。
これは、10人の新生児の皮脂から出る分泌物から作られています。

この皮脂の分泌物は、新生児がこの世に体現するときに守る役目をします。

レメディーの中心となる特徴は、外側のエネルギーと自分の持つエネルギーの分離が不十分であることです。

外側からの影響に傷つきやすく、感情が圧倒されやすいのも特徴です。

レメディーは外側の影響と自分の内側のエネルギーを自然にわけることを手伝いますが、Nat mur(塩のレメディー)とは違い、他者の気持ちを感じつつも自分と他者の感情を混ぜることはありません。

これは前回の第3の層のレメディーLac maternum(母乳)に続くもので、自分が自分の身体に存在しているとわかっていて、次にその境界を作る必要がある段階になります。

精神:傷つきやすさ、繊細さ、裸でいるような感じ、守られていないと感じる、自分の感情や必要性にコネクトしていない、他者の苦しみに強く関わりすぎる、自己との境界に気づいていない、幻想と現実の境目を認識していない、意思が弱い。

身体:一日の出来事からエネルギーを吸収しすぎて、睡眠不足、疲労

他者との境界をうまく作ることができずに、傷つき、エネルギーを消耗してしまう、そんな人に適しています。

 

 

第五層過去のトラウマ、犠牲者としての自分」

 

 

第5の層のテーマは過去のトラウマ、犠牲者としての自分」です。

自分が犠牲者だと強く意識しているケースです。

この層に属するレメディーとしは、Rhus tox があげられます。これは、蔦からできたレメディーでファーストエイドキットレメディーにも入っている良く知られたレメディーです。

このRhus tox を一口に言えば、「古傷との関わり」となります。

これは、過去にトラウマとなるような出来事(虐待や刑務所での経験など…)や、過去世においてのそのような出来事に見舞われた人が属する層です。

これは、第3の層のレメディー、Lac maternum(母乳)と深く関係していて、目覚めたときの緊張、古傷(感情の)の再現、過去自分を虐待した人物への怒りや憎しみ、悲しみ、恐怖感、逃れたいと言う感情が沸き起こります。

原因:過去(現世での過去、過去世、両方)における身体的、精神的、感情的虐待。

精神:抑制された怒り、暴力的な怒り、猜疑心、逃げられない、鍵をかけて閉じ込められたような感情、家を出たい、活動している方が楽、外の空気の方が楽、押しつぶされるような感覚、頑固(しつこい)な思考

身体:関節の凝り、動き始めのぎこちなさ、頻尿

私は、ヒプノセラピーの専門家ではまったくありませんが、ホメオパシーとこういった療法との連携がこの層に属するような方には最適なのかもしれません。

 

第六層「善と悪の間での矛盾した感情」

 

 

第6の層のテーマは、「善と悪の間での矛盾した感情」です。

この層に属するレメディーはAnacardium、これはナッツに属します。

このレメディーの特徴は、相反する二つの感情、特に「善と悪」の間を行ったり来たり、これが問題となります。

また、悲しみと喜びの相反する二つの感情を同時に体験したりもします。

中心には、統一化の欠如、身体と心がばらばらになっていると感じること、悪魔と天使の間で揺れ動くことなどが横たわっています。

原因:重大なトラウマ、過剰なコントロール、悪魔のような人からのエネルギーの取得、

精神:二重人格、逆説的な性格、真剣な話題での不釣合いな笑い、自信の欠如、不快感、優柔不断

身体:食べることで楽になる、寒さ、皮膚の非常なかゆみ
腸の不調(活動していない)

上記は、Inspiring Homeopathyの第6層のお話しですが、過食でお悩みの方は、ホメオパシーのセッションで効果が出ている症例は数多くあります。

摂食障害の場合は、両親との関係から自己肯定感の低さなどが鍵になっていることが多いのですが、セッションを通して向き合うことで一つひとつの辛い作業も、レメディーがサポートしてくれます。

 

第七層「「二重性、自分が分離される感覚」

 

 

第7の層のテーマは「二重性、自分が分離される感覚」と書いてありますが、実のところ、まだ未知な部分が多く、研究中ということのようです。

ただ、開発したTinus Smits氏が亡くなってしまったので未完の部分が残されてしまったということかもしれません。

中心となるのは、自分自身、魂、宇宙、そして、神との結びつきの問題だということです。

第6の層で問題となっている二重性(善と悪の)を解決したあと、その人は、自分が本当は何者であるのかと言う自己の統一化の入り口に立つと言うことです。

 

まとめ

 

さて、これで、7つの層の解説は終わりました。

もともとInspire という言葉には「らせん状に進む」と言う意味があります。

この本の表紙にも、人らしき絵が真ん中にあってその周りに渦巻きがあります。

つまり、外側から回って、だんだん中へ、中心へ近づいて行きます。

それが第1から第7へと進む(シフトする)過程を表しているのです。

この療法をどの層からスタートするかは人それぞれですが、どの層も完全に問題を解決して次の層に移るには人によっては数年掛かるとも言われています。

また、焦ってジグザグ走行で一つの層を進むなと警告しています。なぜなら、そうすることで、危険で不快な症状を患者さんが経験することになるからです。

焦らず、丁寧に、確実に進むことがその療法を施す側にも受ける側にも求められます。

また、ポーテンシー(レメディーの希釈度)もとても大事です。一つの層で一つのレメディーを服用している間にポーテンシーを変えて行きます。

好転反応を見ながら、的確な判断が求められます。

この手法はまだまだ、ホメオパシーの世界でも新しいメソッドです。

ただ、 発想や、各層の捉え方はとても、興味深く、自己を掘り下げるには相応しいツールだと思います。

人は死ぬまで自分探しを続けていく生き物なんでしょうね。

答えが出ない旅をしているのかもしれません。答えが出たときは、来世がない、まさに魂が天に帰るときなのではないかと思っています。

生きている限り、自分への探求も周りへの好奇心も続いていくのが課題(ミッション)ではないかなと…

 

 

 

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